
ヤンキースの黒田博樹投手(38)がレイズ戦に先発し、5回2/3を5安打、5失点で13敗目(11勝)を喫した。ワイルドカードでのポストシーズン進出にわずかな望みをかけるチームには致命的な0-7の敗戦だった。
1回に先頭打者本塁打を浴びると、長短2安打と犠飛で計3点を献上。6回1死満塁からも右中間へ2点適時二塁打を浴び、0-5とリードを許したまま降板した。これが黒田にとって、今季の本拠地最終マウンドになる可能性が高い。
ワイルドカード(各リーグ2位まで)争いで5位のヤンキースは残り5試合。同2位のインディアンスに5・0ゲーム差と引き離されて打つ手がない。黒田は今季32試合で防御率3・31、投球回数201回1/3で3年連続200回登板を達成。しかし、8月12日に11勝目を挙げて以降、8試合も白星から見放されている。
「流れが悪いのでいろいろ考えてしまう。気持ちと体を一致させるのはなかなか難しい」と鋼鉄の精神力を持つ黒田にも迷いが生じている。
終盤の失速の理由についてスタンドで見守るメジャーのスカウトは「明らかにガス欠だ」と指摘する。「疲れから制球が甘くなっている。仮にプレーオフに進出できても本来のピッチングは期待できないだろう」と厳しい評価を受けている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130925-00000015-ykf-spo