
米大リーグのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第2戦が13日(日本時間14日)、ボストンで行われ、レッドソックスはタイガースに6-5でサヨナラ勝ち。対戦成績を1勝1敗とした。4点を追う八回に4番・オルティスの満塁ホームランで追いつくと、九回から上原浩治(38)投手が4番手で登板して1回をピシャリ。裏の攻撃で、サルタラマッキアが試合を決める左前適時打を放った。第3戦は15日(同16日)に敵地デトロイトで行われる。
タイガースが先勝して迎えた第2戦。レッドソックスは好投手バックホルツ、タイガースは今季21勝3敗の最多勝右腕シャーザーが先発した。
レッドソックスは二回に1点の先制を許すと、六回にバックホルツが2被弾し、5回2/3を8安打5失点で降板。5点のリードを許す苦しい展開となった。
だが裏の攻撃で1点を返すと、シャーザーが降板した直後の八回二死満塁のチャンスで、オルティスが起死回生の右越え同点満塁弾。主砲の一発で試合を振り出しに戻した。
九回から上原が4番手で登板。ケリーを二飛、ジャクソンをわずか3球で空振り三振、ハンターを遊飛に仕留める好救援をみせた。
その裏、レッドソックスはこの回先頭のゴームズが遊撃内野安打と野手悪送球で無死二塁のサヨナラ機をつかむと、ポーセロの暴投で三進。最後はサルタラマッキアが前進守備の間を抜く左前適時打でサヨナラ勝ちを収めた。
勝利投手となった上原は試合後のインタビューで「良かったですね。負け試合から八回で追いついたんで、最高ですね。(登板は)急に言われたんで、逆に開き直れた。無心だった」と興奮状態で喜びを現した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131014-00000533-sanspo-base
■8回、オルテスの同点グランドスラム。